
ヤマハネットワーク技術者認定試験(Yamaha Certified Network Engineer)
を受験してきました。
結果はギリギリ合格いただきました。
YCNE Basic合格いただきました。
ネットワーク初心者を脱せれた感があって素直に嬉しいです。 pic.twitter.com/H79201MvfU— さかも (@sakamo1984) January 27, 2022
この試験を受験した感想や、どのような問題が出題されたかなどを
お伝えしたいと思います。
どの程度のレベルの人が受験するのか
私はゴリゴリの文系出身で、前職は居酒屋の店主です。
ネットワークの「ネ」の字もかじっていませんでした。
紆余曲折あって、何の知識も無いままこの業界に入り2年くらい実務を行ってきました。
IT資格なぞ、今まで取った事ないです。Excelの初級と調理師免許は持っています。
そんな私が腕試しに受験してみたのが今回のYCNE Basicです。
2021年に開始され試験ということで、
目新しさと、ネットワーク初心者向けの難易度ということで挑戦しました。
勉強方法
過去問がないので、ひたすらヤマハネットワークエンジニア会の模擬問題を解きました。
ヤマハネットワークエンジニア会は無料で会員登録ができるし、
ヤマハ機器ユーザーの交流の場でもあるので、
情報を取得するのに最適な場所です。
その中に、模擬練習問題がありますのでまず一通りやってみます。
問題のレベルはここで体感できると思います。
合格者の声のページも公開されていますので、
その内容も参考になります。
模擬練習問題も、本番の試験も、
全問4択の選択式で、
選択肢が正しい内容のものを選ぶ、または、間違っているものを選ぶ。
というものでした。
それが本試験では全50問あり、
100点中、70点で合格です。
全問選択肢問題なので、中間点は無いです。
きっちり35問正解すれば合格です。
ヤマハ機器のコマンドを覚える
ヤマハ機器のWEB GUIはとても操作しやすくて私も好きなんですが、
本試験で問われるものはほぼ全てCLI(コマンド)の設定に関するもので、
問われる内容は、機器の状態確認コマンドや、経路設定、VPN設定の内容でした。
初歩的なコマンド内容ですが、
ベンダーによってコマンド書式は異なるので、苦戦する人は苦戦するかもしれません。
ヤマハのホームページの設定例や、コマンドリファレンスを読み込んでおくと、
対策になると思います。
難しいコマンドは求められませんので、
showコマンドでどんな情報が見れるのかや、
2拠点間のIPsec接続に必要なコマンドを抑えておく、
またはそのレベルのコマンドが読み解ければOKと思います。
ネットワーク用語を正しく覚える
ヤマハ機器に関する問題もありますが、6~7割はネットワーク知識を問われるだったと思います。
ネットワーク初級者が読む書籍に書いてあることは満遍なく問われます。
私は何を読んで勉強すればわからなかったので
とりあえず手元にあった「1週間でCCNAの基礎が学べる本」
を読み返していましたが、この本だと少し物足りませんでした。
IPv6の近隣探索や無線の通信規格などは載っていなかったので、
ここらへんの対策は別にしっかりしないといけないなと感じました。
IPv6、DNS、PPP認証、無線規格の基礎がしっかり理解できているかを
問われる問題が多めだった気がします。
感想
合格はできましたが、結構ギリギリでしたし、
IPv6関連が全然理解できてないなぁということで課題を見つけることもできたので、
合格してホッとした気持ちと、まだまだ勉強不足だなという反省の半々です。
初級者向けの資格なので、おそらく、会社の資格手当なんかの対象になることは無いと思いますが、
ネットワーク初心者や就活生の人が持っていれば、
ネットワークわってる人なんだってことで就職に多少有利に働くかもしれませんね。
って感じでした。