IPv6アドレスにネットボランチDNS登録する際の注意点

ヤマハルータのネットボランチDNSは無料でホスト名登録できてお得!

実際便利ですよね。

 

ルータ間のVPNを組む時やリモートアクセスVPNを使うときには、

ネットボランチDNSで取得したホスト名を宛先にしているケースが多いと思います。

 

便利すぎるがゆえ、また、無料がゆえに導入時には注意してほしい点がありますので、

ご紹介します。ネットボランチDNSを使おうとしている人は一読ください。

今回はIPv6導入時の注意点をご紹介します。

 

IPv6導入時の注意点

 

2022/03月現在、徐々にIPv4からIPv6に移行していっています。

いままでIPv4 PPPoEでVPNをしていたけど、

IPv6に変えてもいままで通りVPNをしたい。

いままでと同じように、ネットボランチDNSでホスト名を登録して、

それを端点にVPNを組もうと考えることでしょう。

 

ここでネットボランチDNSの注意点があります。

 

Ipv6アドレスはネットボランチDNS登録できます。

IPv6 IPoEの機能のIPv4 over IPv6でとれるIPv4アドレスには登録できません。

 

IPv6アドレスが登録できるならいいんじゃない?と思いますでしょうが、

仮にIPv6アドレスでネットボランチDNSを登録したとして、

VPNを組む時は相手側もIPv6の回線を使用していないとVPNは組めません。

IPv4はIPv4同士、IPv6はIPv6同士がルールです。

 

さらにこのVPNがL2TP/IPsecなどリモートアクセスVPNだった場合、

L2TP/IPsecはIPv6に対応していませんので、

IPv6アドレスのホスト名をとったとしてもアクセスできません。

 

では、流行りのIPv4 over IPv6で取得したIPv4アドレスにホスト名をつけたいと思いますが、

これが対応していないのです。

 

IPv4 over IPv6はMAP-EやDS-LITEといったトンネルインターフェイスを使って、

IPv4アドレスを取得します。

 

ネットボランチDNSの仕様として、トンネルインターフェイスへのホスト名付与ができないのです。

 

割り当てられたIPアドレスが以下のインターフェースに設定されていること

LANインターフェース
WANインターフェース
ONUインターフェース(NVR510/NVR700W)
PPインターフェース

よって、リモートアクセスVPNを使っている人は、

IPv6 IPoE (IPv4 over IPv6)を導入したら、

いままで出来ていたリモートアクセスができなくなる可能性があります。

IPv4 over IPv6でもらえるアドレスは固定のIpv4アドレスをもらえる契約をしましょう。

 

ちなみに、IPv6アドレスにホスト名を付与するときはこんな設定で登録できるみたいです。

 

参考/IPv6に対応していますか?

http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/NetVolanteDNS/netvolante-dns-model.html

 

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